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超個人的・1998年コンサートランキング

1年間のコンサートを振り返って、わたし個人として最も感動したコンサートおよび楽曲を選んでみました。どうしても最近聴いたものの方が強い印象が残ってしまうのは仕方ないが・・・


■1998年コンサートベスト3

第1位

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 10/15・16

これはもう文句のない堂々の第1位です。やっぱり世界一の実力を炸裂してくれましたから。特に今回の来日での演奏は、各々が自発的に名人芸を惜しみなく披露してくれていたのが、今まで以上にすごかった要因だと思う。2日も行ったので、なにかと多くの収穫があったのが良かった。→感想を見る

第2位

 NHK交響楽団 9/12

悩みましたがN響が第2位です。日本のオーケストラがここまですごいと実感できたのは大きい。これからももっと聴きに行きたくなる、そういう演奏だった。何より魅力を引き立てていたのはチョンとヴェンゲーロフ。チョンのダイナミックで盛り上げ方のうまい指揮ぶりと、ヴェンゲーロフの超超絶技巧。今でも記憶が鮮烈です。→感想を見る

第3位

 ロンドン交響楽団 5/15

第2位と並んで大きな収穫(誤算?)だったのがLSO。今回行ったのが3回目だったが、行く度にいろいろな発見がある。今回はそういう発見の中でも特に音の分厚さに感銘を受けた。指揮者が巨匠デイヴィスだったこともあるのかもしれないが、LSOが弦を艶やかに響かせまくったのには正直驚いた。→感想を見る


■印象に残った曲ベスト10

第1位

 ラヴェル ラ・ヴァルス

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 10/15

堂々の第1位! BPOの演奏はどれも甲乙付けがたいのであるが、いつまでも頭の中で鳴り響き、心に残っているのが「ラ・ヴァルス」。これぞまさに名演というものだと思う。テクニック、テンポ、表情、迫力に至るまで完璧な演奏。これ以上の演奏をまた聴くことがあるだろうか・・・→感想を見る

第2位

 マーラー 交響曲第3番

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 10/16

この世界一長い交響曲を最後の最後まで一時の油断も許さず聴かせてくれたのだから驚き。大編成のオーケストラのどこを聴こうかと迷ってしまうほどの個人芸の巧みさ。それでいて有機的に紡ぎ出された音楽はまさにマーラーそのもの。やっぱり何の心配もなく聴けるというのがどんなに素晴らしいことか。→感想を見る

第3位

 ドビュッシー 夜想曲

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 10/15

ベスト10とか言いながらみんなBPOじゃんか・・・やっぱりそれだけすごいと言うことなんだろうか。このドビュッシーは今回のBPOの演奏の中では最も完成度が高かったと思う。流れ出る音楽はフランス音楽そのもの。揺れるさわやかな波動がどれほど心地の良いものだったか。→感想を見る

第4位

 ベートーヴェン 交響曲第3番「英雄」

 ロンドン交響楽団 5/15

この曲はそんなに多く聴き込んでいる曲ではなかったが、これほどデュナーミクを効かした演奏にはあまり出会えないんじゃないかと思う。ある意味で非常に古典的。しかし解釈的には非常にロマン派的。いまだに低弦の熱い振動が伝わってきそうだ。→感想を見る

第5位

 シチェドリン コンチェルト・カンタービレ

 NHK交響楽団 9/12

はっきりいって1回しか聴いてないので名演と言えるのかが疑問ですが、ヴェンゲーロフの演奏が名演奏であったことには間違いないでしょう。「ヴァイオリンの超絶技巧はこうだ!」と言わんばかりの激しくそしてしなやかな音色。コンサート会場で呆気にとられて口を開けたままになったのはこれが初めて。→感想を見る

第6位

 ストラヴィンスキー 春の祭典

 京都市交響楽団 11/28

春の祭典の初演がどれほどパニックになったのかを教えてくれたような演奏だった。井上さんのダイナミズムに京響がよく反応していた。もう一度聴きたい・・・→感想を見る

第7位

 マーラー 交響曲第7番「夜の歌」

 バーミンガム市交響楽団 5/28

名演であったことには間違いない。しかしさすがに半年も経つとちょっと記憶が曖昧になる。全体的なまとまりが素晴らしかった分、個人芸が目立たなかったのでこの順位 になってしまった。7番だから7位というのも良いかも・・・→感想を見る

第8位

 チャイコフスキー 交響曲第4番

 NHK交響楽団 9/12

昔1番好きだった曲が生で聴けるという喜びが何とも言えなかった。チャイコフスキーを知り尽くしたN響の演奏をチョンが見事にまとめあげ、熱狂の渦に巻き込んだのは記憶に新しい。→感想を見る

第9位

 ブルックナー 交響曲第8番

 京都市交響楽団 1/23

京響に初めて行ったときの演奏。「こんなにうまいのか?!」というのが正直な感想だった。わたしが京響好きになってしまったきっかけの演奏だった。→感想を見る

第10位

 ショスタコーヴィチ 交響曲第7番「レニングラード」

 京都市交響楽団 11/3

息をのむ演奏というのがやっぱり名演奏の1つの条件。この演奏では息をのむところもあれば、あまりの迫力に息ができないところもあり、まことに息苦しく酸欠状態になった演奏だった。緊張感溢れる演奏がなによりだ!→感想を見る

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