超個人的・2001年コンサートランキング
恒例になりました。コンサートランキング。今年も感動したコンサート(トータルとして)・および楽曲を選んでみました。今年は非常に選びにくかった・・・良い演奏が多かったのもあるが、同じオケに集中してしまったのが少し残念なところか。いろいろな演奏会を紹介したかったのだが、今年は京都市交響楽団の演奏が最も関西では光っていたように思える。もちろん最も多く聴きに行ったオケなのだが。
■完成度の高かったコンサートベスト3
今年はあまり海外のオケを聴いていないのだが、やはり世界レベルのオケは違うぞ!ということをまざまざと見せつけられた演奏会だった。演奏された3曲はそれぞれがレベルの高い名演。お国ものからメジャー曲まで。ロンドンpo.はあまり高く評価していなかったのだが、この演奏を聴いて心を入れ替えました。文句なしの今年1番の演奏会でした。→感想を見る
今年は数々の名演を聴かせてくれた京響。その中でも特筆すべきは常任指揮として最後の指揮台にたったムントによるマーラー交響曲第9番。この演奏会にかける意気込みというか、常任指揮者としての総まとめとか言ったものが恐ろしいまでに伝わってきた名演中の名演。この演奏会の模様がCD化されないだろうか?→感想を見る
もうひとつ京響。この日のメインはブルックナーだったので、ムント得意のプログラムに心躍らせて会場に行ったのであるが、ブルックナーの演奏だけでなく、あまり期待していなかった世界初演となる曲の演奏に驚かされた。やはり無名の作曲家の曲に感動すると演奏会に来て良かったという気持ちになれるものだ。それがライヴの醍醐味。→感想を見る
■印象に残った曲ベスト10
聞き慣れて、あまり興味が沸かなくなりかけていた曲をこれほどまでに集中力を持って聴かせてくれたこの演奏はすごい!サラ・チャンの凄まじいテクニックとソリストを気遣わないオケのパワーの見事なまでの融合が今年の第1位です!。→感想を見る
今年は数々の名演を聴かせてくれた京響。その中でも特筆すべきは常任指揮として最後の指揮台にたったムントによるマーラー交響曲第9番。この演奏会にかける意気込みというか、常任指揮者としての総まとめとか言ったものが恐ろしいまでに伝わってきた名演中の名演。この演奏会の模様がCD化されないだろうか?同率での1位にさせてください!→感想を見る
世界に名だたる巨匠というものはメジャー曲を演奏するときにその威厳を最も強く感じることが出来る。この演奏はそれを強く感じさせてくれた。スピード感のある若々しい演奏が氾濫する中、巨匠の演奏は曲の原点に光を当てていた。→感想を見る
恒例となっているムント=京響のブルックナー。いつも期待を裏切らない演奏を聴かせてくれている。今年もホールに広がったブルックナーの世界。来年から聴けないと考えるとかなり残念でならない。→感想を見る
第5位 |
アッカー 交響曲第3番(世界初演) |
京都市交響楽団 01/26 |
全く知らない曲なのに上位にランクイン。あまりに規模が大きな大作だったために思わぬ収穫だった。現代曲も捨てたものではない。次から次へと名曲が生まれてきている証拠なのだ。→感想を見る
京響が続く。大友さん指揮による「惑星」。めったに聴ける曲ではないために過剰な期待を寄せていたのだが、それを裏切ることなく聴かせてくれた。曲の冒頭から手に汗握って曲を聴いたことはこれが初めてだった。→感想を見る
12月29日にこの世を去った、朝比奈氏を最後に聴いた演奏。この演奏はいま考えるとまさに自分に対しての葬送行進曲だったのではないかと思えるほどに荘厳で、心のこもったものだった。出来ることであれば全曲を通して聴いてみたかった。→感想を見る
またも京響。久々のムントの指揮に感動した演奏。最高の出来というわけではなかったが、スケールの大きさとムントの指揮が聴けたという喜びに大いに浸れた演奏。この曲もそんなに頻繁に聴ける曲じゃないのもあるかな?→感想を見る
本当はもっと高い評価するべき何だろうが、意外性がなかったのでこのランク止まり。演奏自体は文句の付けようのないものだったのは確か。ロシアのオケといえどもかなりヨーロッパ寄りとなった演奏だったので、スマートで聴きやすい名演だった。→感想を見る
これも続けてチャイコフスキー。やはり金管の鳴らし方といい、旋律の歌い方といい、フェドセーエフの独壇場だった。チャイコフスキーといえばロシアのオケ、という構図を改めて感じさせてくれたのはいうまでもない。でも少し面白みが欲しかったかなぁ。→感想を見る
Concert
Reportにもどる
|