超個人的・2002年コンサートランキング
今回も独断と偏見で選んでみました。2002年からは「ベストコンサート10」のみを選定することにしています。
■ベストコンサート10
一流の演奏にのけ反ってしまった演奏会です。CDで聴いていたNYPサウンドがホールを轟かせ、そのパワーに開いた口がふさがりませんでした。久々です。アメリカのオケを聴いたのは以外のもこれが初めてだった。文句なしの今年1番の演奏会でした。→感想を見る
ラトルが去った後のバーミンガム市響は人気が落ちるんじゃないかと心配していたが、それは素人のあさはかさでした。オラモの素晴らしいバトンテクニックに、ラトルの存在など忘れてしまいました。さすが、ラトルが後任として選んだだけのことはあります。→感想を見る
超満員のフェスティバルホールは熱気でムンムン。初めての小澤氏の指揮に感動。さすがに世界で注目されているだけのことはあります。ドラマ作りが完ぺきでした。初めてのオペラ鑑賞であったが、3時間があっという間に過ぎてしまうほど面白かった。→感想を見る
毎年恒例になっている京都コンサートホールでのN響。やっぱり日本で一番うまいです。今回は巨匠サヴァリッシュの元でドイツ音楽を堪能。久々にブラームスの演奏をこってりと聴くことができた。名手オピッツのピアノにも圧倒されるなど充実した演奏会だった。→感想を見る
地方で活動しているだけに地味な存在ではあるが、その実力には目を見張るものがあった。特に今回の演奏では曲のもつ楽しさを最大限に表現してあり、もう一度見てみたい・聴いてみたくなる演奏会であった。演奏の京都フィルもナイスサポート。→感想を見る
このランキングで大フィルが入るのは珍しいのでは?私自身の演奏会でのマーラー全曲制覇となる記念すべき演奏会。その記念すべき日を素晴らしい演奏で飾ってくれた。6番はなかなか演奏されないので分からなかったのだが、ハンマーというのはああいうものだったのか!→感想を見る
いつも白熱した演奏を聴かせる京響だが、今回のローマの祭りではホールがブッ壊れるかと思うほどの大音響を轟かせた。NYPのような質の音響とは異なるのだが、おもいっきり叫んだような爽快感だった。音響の割に丁寧な演奏に大満足である。→感想を見る
ベルリオーズのレクイエムという滅多に聴けない大規模曲なので非常に貴重な演奏会。演奏は最上のものではなかったが、こういう曲は見て楽しいという要素も多い。4つのオーケストラや4人の指揮者など4倍楽しめた演奏会だった。→感想を見る
どうしたコンセルトヘボウ?演奏会の前までは今年のベストコンサートの1・2を争うものと思っていたが、大きく期待を外された。過剰な期待があったことも否めないが、コンセルトヘボウの本来の力を出しきれなかったのでは?それでも聴かせる部分はあったのはさすが。→感想を見る
もっと上位に入るべきオーケストラなんだろうが、地味な演奏だったためにこのランク。庄司紗矢香のヴァイオリンも聞き物でもあったし、個性的なマーラー演奏も良かった。ただ、海外のオケという特別な目で見るとモノ足らなさを感じた。→感想を見る
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