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2002年12月31日 びわ湖ホールジルベスター・コンサート2002-2003
大阪シンフォニカー交響楽団
(滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール)

演奏曲目および評価

シャルパンティエ  「テ・デウム」前奏曲
ベルリオーズ  歌劇「ベアトリスとベネディクト」序曲
フォーレ  組曲「ドリー」よりドリーの庭
ミヨー  舞踊音楽「屋根の上の牡牛」
オッフェンバック  歌劇「ホフマン物語」より
     「舟歌」
     「小鳥は茂みに日は窓に」
     「エピローグのフィナーレ」
ラヴェル  ツィガーヌ
サン=サーンス  序奏とロンド・カプリチョーソ
プッチーニ  歌劇「ラ・ボエーム」より
       私の名はミミ/私が街を行くと
ドビュッシー  劇音楽「聖セバスチャンの殉教」より
     第3幕プレリュード(ファンファーレ)
ヴェルディ  歌劇「アイーダ」より凱旋行進曲
     ---アンコール---
オッフェンバック  喜歌劇「パリの生活」より「カンカン」

演奏者(指揮者・ソリスト)

ヴァイオリン: 漆原 啓子
独唱・合唱: びわ湖ホール声楽アンサンブル
合唱: びわ湖ホールジルベスター合唱団
ファンファーレ: びわ湖ホールジルベスターファンファーレ隊
管弦楽: 大阪シンフォニカー交響楽団
指揮: 本名 徹次
司会: 渡辺 玲美・山本 哲也

感想・短評

この数年、年末はいろいろな過ごし方をしているが、今回は年越しコンサートという少し変わった過ごし方をしてみた。年越しライヴはいろいろあるが、クラシックコンサートの年越しものはなかなかない。演奏は先日久々に聴いた大阪シンフォニカーだ。

オープニングはシャルパンティエ。バロックはあまり範疇ではないのでよく分からなかった。ファンファーレがとても清々しく響いていた。派手にならず小規模に抑えていたのが好印象。

ベルリオーズは弦楽器の繊細な働きが素晴らしく、キビキビとしていた。先日の演奏会では木管が今一つだったが、今日は弦楽器同様にうまく絡みあっていた。私はてっきり「ベンヴェヌート・チェルリーニ序曲」と思っていたので演奏が始まったときは非常に焦った(^^;

フォーレはこれもまたさわやかな演奏で、女性の多い大阪シンフォニカーの特徴をよく表していたのではないだろうか? それに引き換え、ミヨーは期待外れであった。テンポが遅かったというのもあるがどこかダレた感じがした。異種混合したような曲なのでテンポも所々急変したりするものだが、ほとんどテンポを変えずに最後まで続いた。終局の部分はもう少し劇性を持たせて欲しかった。どちらかというとオケが走り気味だったので、指揮者が必死で押さえ込んでいた感じ。欲求不満な演奏であった。

一転してオッフェンバックの「ホフマン物語」は豪華だった。やはり見事なのはびわ湖ホール声楽アンサンブル。実力の高さゆえ、短いながらもオペラの醍醐味を味わわせてくれた。演奏会形式ではあるが「ガス灯」や投影による背景演出を使っており効果的だった。

後半に入り漆原さんによるヴァイオリン曲2曲。ラヴェルのツィガーヌはちょっとノーコメントにしておこう(笑)。サン=サーンスの方が漆原さんには合っていたと思う。妹の漆原朝子さんと同様、ボリュームがに乏しく、オケと合わせてしまうとまるっきり埋もれてしまいます。そこを何とかして欲しいんだが。。。

プッチーニはまたもや声楽アンサンブルの独壇場。本当に少し聴いただけなのに「ラ・ボエーム」を全幕見たくなってしまうくらいだから恐るべし、声楽アンサンブル。そして、いよいよカウントダウン。どこのカウントダウンもそうなんだが、だいたいカウントが速くなるか遅くなるかしてしまうんだよね・・・今回も然り(^^;

新年の幕開けと同時にドビュッシーのファンファーレが輝かしく高らかに鳴り響いた。ホールの音響も素晴らしく、合唱団奥と3階に配備されたファンファーレ隊の働きが光った。舞台上では数基の花火が上がり華やかさを高めていたが、ホール内は煙で充満(いいのか?)。その後しばし抽選会が行われた(当然?何も当たらなかった・・・)。

最後はお決まりのアイーダ。まさに全力を出し尽くした演奏に感動を覚えた。お祭り騒ぎには持って来いですね。この曲は。

用意していた?アンコールのカンカンも華やかさ満点で会場は興奮のるつぼに。曲の終了とともに銀テープが打ち上げられて大フィナーレ。クラシックのコンサートでこれだけ派手な演出をするのはジルベスターかニューイヤーコンサートくらいだろう。いつもとは異なる雰囲気でクラシックを聴くのも良いものだ。ただ、風邪で体調が悪い中、演奏会に出かけたこともあり、コンサートが終わった頃はかなり熱っぽくなっていた。あぁ、最悪。。。


カウントダウン前

カウントダウン後

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