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1999年11月20日 大阪センチュリー交響楽団  はいかーのご招待5
ザ・シンフォニー名曲コンサートVol.39
ミッキーのミュージック・アニマル (ザ・シンフォニーホール) → はいかーの報告へ

演奏曲目および評価

ヴィヴァルディ  フルート協奏曲「ごしきひわ」RV.428より第1楽章
アイヴズ  答えのない問い
サン=サーンス  動物の謝肉祭
ラヴェル  バレエ音楽「マ・メール・ロワ」
ストラヴィンスキー  バレエ音楽「火の鳥」(1919年版)





演奏者(指揮者・ソリスト)

ピアノ: 井上 道義
ピアノ: 山田 武彦
指揮: 井上 道義

感想・短評

なかなか楽しげなプログラム。はいかーの招待で急遽行けることになった。連休の初日ということで(?)客の入りはいまいちだったが、いつも通りに井上さんの軽快なトークが混じる楽しい展開。

アイヴズでは照明をぐっと落とし、井上さんは引っ込んでオケのみで演奏するといった演出も。曲の冥想的な雰囲気がなかなか良く出ていた。少しフルートが弱かったのが残念。

動物の謝肉祭はとても楽しかった。井上さんの悪ふざけの連続で、この曲の制作過程がチラッと見えた気がした。以外といっては失礼だけど、井上さんのピアノもなかなか良かった。

後半は真面目な演奏。ラヴェルではセンチュリー響の柔軟さが際立ち、色彩豊かに仕上がっていた。火の鳥も好演だったが、いつも通りに金管の不安定さが曲の推進性を落としていた感は拭えない。打楽器陣の充実により助けられた?

先日、井上さんはあるコンサートで携帯電話の音に怒って演奏をストップさせた事件があったが、今日もアラーム音らしきものが、静かに鳴っていたのを井上さんが気づき、「お客さんも演奏してくれているみたいですね。ありがとう」とブラックな発言も飛び出した(結局はペースメーカーの音だったようで、前言撤回していたが)。

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