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2011年4月21日 日本センチュリー交響楽団
第160回定期演奏会(ザ・シンフォニーホール)

演奏曲目および評価

リスト/ピアノ協奏曲第2番 イ長調
リスト/ファウスト交響曲


演奏者(指揮者・ソリスト)

ピアノ:河村尚子
テノール:福井敬
合唱:ザ・カレッジ・オペラハウス合唱団、びわ湖ホール声楽アンサンブル
管弦楽:日本センチュリー交響楽団
指揮:小泉和裕

感想・短評

日本センチュリー交響楽団と改名して最初の定期演奏会。なかなかに状況は厳しいと思うが応援していきたい良いオケなので、ぜひ頑張ってほしい。

今回の定期は、リストイヤーということでなかなか演奏されない曲がプログラミングされている。「ファウスト交響曲」は1月の京響定期でも演奏されたので何とも当たり年と言えるが、好きな曲なのでとてもウェルカムである。しかし、私的には素晴らしいプログラムなのだが、客の入りは著しくよくない。2階席はガラガラだし、全体でも6割くらいしか埋まってなかったのではないだろうか?末席以外は値上げされたようなのでその影響が大きいのかもしれない。実に不幸なことだ。

さて、最初は「ピアノ協奏曲第2番」。第1番ほど演奏される機会は多くないが、改めて聴くとなかなか面白い曲だ。ピアノは実力派の河村さんだったので、何も文句のない秀演でした。歌うところはしっかり歌い、鋭いところはしっかりと切れる。聴いていて実に安心感がありました。それに比べて、後半の「ファウスト交響曲」は各楽章のイメージがつかみきれなくて、京響の演奏には及ばなかったかな?交響曲というよりもオペラ的要素のある曲なので、もっと物語を語ってもらいたかったのだが、純音楽として正統的だったのが不満の1つだった。まぁ、珍しい曲が聴けたことには間違いないので大きな不満はないんですけどね。

あと、前半の河村さんはアンコールがありました。これもファウストつながりの曲で統一されてました。

 シューベルト(リスト編)/糸を紡ぐグレートヒェン

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