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2012年4月19日 日本センチュリー交響楽団
第170回 定期演奏会(ザ・シンフォニーホール)

演奏曲目および評価

ベートーヴェン/交響曲第1番 ハ長調 作品21
オルフ/世俗的カンタータ「カルミナ・ブラーナ」


演奏者(指揮者・ソリスト)

ソプラノ:幸田浩子
テノール:高橋淳
バリトン:三原剛
合唱:大阪センチュリー合唱団、神戸市混声合唱団、岸和田市少年少女合唱団
管弦楽:日本センチュリー交響楽団
指揮:小泉和裕

感想・短評

夏休みの予定を毎日夜遅くまで考えていたから、実に眠さ爆発の状態で聴くことになった。自分の状態は良くないが、さすがにカルミナをするとあって、会場は満席に近かった。

前半はベートーベンがプログラムされていた。なかなか王道を行く演奏で悪くなかったのだが、前述のように爆睡魔がやってきてまともに聴けてない。先週聴いた都響の弦楽器が美しかったので、ついつい比較してしまうのだが。小泉さんもちょっとばかり機械的な感じがして、余計眠気を誘ったのだろう。

休憩時間中にしっかり睡眠をとって後半に臨んだ。なかなかの力演に眠気なんぞはどこかに行ってしまいましたが。やっぱり良い曲ですね、カルミナは。何しろ本能に訴えかけるようなリズムと高揚感、そしてスピード感。センチュリーの演奏も大健闘だったと思います。合唱も悪くなかったが、ちょっと遅れ気味だったのは仕方ないか。最も聴衆の注目を集めたのは、テナーのだろう。まさに役になりきっていて、歌唱ではなく大胆な演技が入った熱演だった。バスは出番が多いものの、声量が弱かったせいもあり楽しめなかった。高音部は声出てなかったし。最後に超難関が待ち受けるソプラノは文句なしの快演だった。あそこまで声が出ると気持ちいいですねぇ。聴衆も我慢できなかったようで、終わるや否や悲鳴のようなブラボーだった。良いんじゃない?こういう盛り上がり方は。

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