前半と後半、聴きごたえのあるプログラムだ。前半は今井さんが聴きものだし、後半は小泉さんのブルックナーシリーズも佳境。ただ問題はこのところあまりにも眠いことか。今日も前半は楽しみにしていたウォルトンだったのにかなり睡魔が襲い掛かってきました。それは演奏によるものもあるかもしれない。今井さんのヴィオラは当然うまかったのだが、なんとなく表面的な感じがしてしまった。難曲のために弾ける人も限られる曲ではある。うーん、オケも控えめだったのが消化不良で睡魔くんだったのかもしれない。珍しい光景としては、いつも譜面を使わない小泉さんが譜面を使っていたことですかね。
後半は眠気を必死で取り払って臨んだ。その甲斐もあったのか、非常に素晴らしい演奏だったと思う。第1楽章の冒頭は非常に美しかった!チェロの芳醇な響きがすべてを物語っていた。それに続く弦楽器も金管も文句なしでした。センチュリーはいつのまにこんなにブルックナーがうまくなったのだろう?大フィルとは違って、重厚感には乏しいものの明るく気軽なブルックナー像を描いているように思います。第2楽章もうっとりするくらい美しかったですね。ブルックナー嫌いでも満足のいく演奏だったのではないでしょうか?あと、ワーグナーホルンがうまい。怪しい音はあまり聞こえなかったのが良い(笑)。
センチュリーでブルックナー。関西では楽しみが増えていくようです。
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