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コンサート名・公演名

2002年10月15日 日伊交歓ガラコンサート
(いずみホール)

演奏曲目および評価

モーツァルト  「フィガロの結婚」より”手紙の二重唱”
トスティ  「可愛い口もと」
ドニゼッティ   「ひとつぶの涙」
ロッシーニ  「セビリアの理髪師」より”今の歌声は”
ヴェルディ  「椿姫」より”パリを離れて”
ベッリーニ  「清教徒」より”あなたの優しい声が”
ドニゼッティ  「愛の妙薬」より”人知れぬ涙”
マスカーニ  「カヴァレリア・ルスティカーナ」より”ママも知る通り”
マスカーニ  「カヴァレリア・ルスティカーナ」より
   ”(二重唱)サントゥツァ、お前がここに”
チレア  「アルルの女」より”ありふれた涙”
ドニゼッティ  「ランメンモールのルチア」より
   ”あたりは沈黙にとざされ”
ドニゼッティ  「ランメンモールのルチア」より
  ”ここで妻として永遠の誠を”
ヴェルディ  「ドン・カルロ」より”むごい運命よ”
ヴェルディ  「オテロ」より”柳の歌”
レオンカヴァッロ  「ラ・ボエーム」より”これが運命!”
ヴェルディ  「リゴレット」より”愛とは心の太陽”
ヴェルディ  「リゴレット」より”頬に涙が”
ヴェルディ  「リゴレット」より”いつだったか、思い出す”
Serata di Napoletana

 

演奏者(指揮者・ソリスト)

ソプラノ: 阿野 康子、泉井 元子、柿内 ゆかり、小山 敦子、安本 実子、山本 隆子
メゾソプラノ: 黒原 利夏、須子 富巳美、宮崎 敦子
テノール: マウリツィオ・グラツィアーニ、原 拓也、山本 剛史
バリトン:  萩原 泰介
ピアノ: 福田 和子

感想・短評

季節外れ(?)の夕立と雷の中、急いで会場に向かった。というのも始まりが少し早くて18時30分開演だったのだ。招待券をもらったものの、曲目がさっぱり分からなかったので全く予習ができなかった。。。会場はなんと超満員。関係者等がほとんどだと思うが。。。

最初の曲は「フィガロの結婚」からの二重唱。あまりの不調(?)さにびっくりした。何という不安定で元気のないアリアなことか。先が思いやられる感じだったのでその先はほとんど記憶にない。というか睡眠状態に入ってしまった(笑)。しかし、目が覚めたのはグラツィアーニが歌い出したときだった。ひと際本格的な歌唱力でホールを圧巻した。ほかの歌手との違いが歴然だったので一気に目が覚めた。

後半に入ってからはその他の日本人歌手も徐々に調子が出てきて楽しくなってきた。ヴェルディ「リゴレット」の四重唱なんかは演技も入りなかなかの熱唱となり、会場は歓声の渦に巻き込まれた。

しかし、本当の聴きものはやはり最後に演奏されたグラツィアーニによるナポリ民謡。おなじみの曲が目白押しで会場は熱狂的になってきた。「オ・ソレ・ミオ」「帰れソレントへ」「グラナダ」などなど持てる実力をフルに披露してくれたために、前半の気だるい演奏が嘘のように吹き飛んでしまった。

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