J・B・バッハ
ヴィヴァルディ
テレマン
ヴィヴァルディ
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弦楽のための序曲第1番
チェロ協奏曲ト長調
ヴィオラ協奏曲ト長調
協奏曲集「調和の霊感」Op.3より第8番「2つのヴァイオリンのための 協奏曲」
ヴァイオリン協奏曲集「四季」 |
◎
○
◎
◎
◎
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チェロ:ゲオルク・ファウスト
ヴィオラ:ヴォルフラム・クリスト
ヴァイオリン:ライナー・クスマウル、ライナー・ゾンネ etc. |
【短評】 今日はクスマウルの演奏姿が印象的。右に左に動き回り、各パートとの息を完璧に合わせる。そして、クスマウルのヴァイオリンからは、明確なリズムで、活き活きとした音色が生まれる。
「四季」の「夏」は馬力のある演奏。そして「冬」では、さほど感傷的にならず、さりげなく美しく仕上げる。「春」ではやや粘っこさが見られ、ちょっと私の好みには合わなかったが、第2楽章以降は活き活きとした演奏が楽しめた。
テレマンのヴィオラ協奏曲では、クリストの暖かみのある豊かな音量 が印象的。
ヴィヴァルディのチェロ協奏曲ではファウストの、ごつごつとした男性的な強さを感じた。
この団体はヴァイオリン6本、ヴィオラ2本、チェロ、コントラバスがそれぞれ1本、それにチェンバロという編成。ヴァイオリン群が常に主役であったが、バスのシュトールが控えめに弾いていたためか、全曲を通
して低音部の存在感が無かったのがやや不満。それでも、ヴァイオリン群の美しい響きが堪能出来た心地よいコンサートであった。 |