プロコフィエフ
コルンゴルト
ルーセル |
古典交響曲(交響曲第1番)
ヴァイオリン協奏曲
バレエ組曲「くもの饗宴」 |
▲
◎
○
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【短評】 「もう終わり?」
20:30に終演という、とても短いコンサートだった。後半のルーセルは、バレエ曲らしく情景が浮かび上がるような曲想で、クモや蝶などを表現した音響効果
は、なかなか見事。だが「もう終わりなの?」って感じるぐらい、メインにしては短いプロだった。(約20分)
しかし、今日の本当のメインはコルンゴルドであろう。渡辺のまろやかで力強く、それでいて美しさを失わない演奏には驚いた。あまり響きが良いとは思えないホールだが、彼女のヴァイオリンの音色で満ちあふれていた。伴奏のセンチュリーも軽快な演奏を聴かせてくれた。
プロコフィエフについては、振幅の大きな、メリハリのある演奏であったが、弦楽・管楽陣とも響きがいまいちで、やや精細を欠いた。
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