武満徹
バーンスタイン
マーラー |
セレモニアル-An
Autumn Ode-
交響曲第2番「不安の時代」
交響曲第1番「巨人」 |
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○
▲
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笙:宮田まゆみ
ピアノ:ジャン=イヴ・ティボーデ
指揮:マイケル・ティルソン・トーマス
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【短評】 パワフルなんだが、器用さがなく、美しいハーモニーが生まれない。
寄せ集めのオケだからしょうがないか。それでも、パワフルさは満点。弦の響きなんかは、一瞬BPOかと思わせた。(艶は無いけど。)
武満では、初めて生で聴く笙の音色がこの上なく官能的。この音色に魅せられオケの伴奏はほとんど耳に残っていない。
バーンスタインではティボーデの躍動感あるれる明瞭なタッチとビビッドな伴奏がうまく絡み合った。ラベルなどのジャズ風の曲を弾かせたら、この人の右に出る人はいないのでは?
一方のマーラーでは粗がいろいろと出てしまい、ほとんど勢いだけで演奏したような感じ。各奏者は、のびのびとした演奏を聴かせてくれたが、木管陣のまとまりのなさがこの曲の魅力を半減させてしまった。
アンコールのローエングリンは、トロンボーンが見事な演奏を聴かせ今日一番の出来であった。
しかしながら。本日最大の収穫は、バイオリンのテュッティ奏者として参加していた高嶋ちさこさんのサインをゲットしたこと。みんな高嶋さんに気づいていないのか、誰も近づいていかなかった。とってもとってもきれいな人でした。。(明石家さんまにいじめられないことを祈って。。もちろんMTTもゲットしてますよ。) |