急遽1週間前に、定期会員向けのリハーサル見学会が開催されるとの案内状が届いた。せっかく今シーズンから定期会員だし、先週の京響リハーサルもそれなりに興味深かったので行ってみた。平日の午前中だからそんなに見学も多くないのではと思ったが、なになに、1000人近く集まったのではなかろうか? 開場前に長蛇の列ができていた。
解放された客席は1階席の後ろ半分とバルコニー、そして2階席全て。当然、1階バルコニーの前方を陣取る。指揮者の指示も良く聞き取れ、団員の真剣な表情も間近に見ることができるからだ。リハーサル開始前に、佐渡さんがチャイコフスキーに対する特別な想いを語った。
リハーサルが始まると、一気に戦闘モードだ。佐渡さんの指示はほとんどが英語で飛び出す(当たり前だけど日本語だとばっかり思ってた)。オケの演奏はレベルが高いので、佐渡さんの指示により音楽性が高まっていくのが何となく分かった。特に各パートとのアンサンブルやテンポが劇的に良くなっていったのは「さすがプロ」と思い知らされた。
先週の京響もそうだったが、やはり音楽作りのキーとなるのは指揮者だけではなくコンマスもだ。四方さんがコンミスを務めており、柔らかな口調ながらも細かな指導で各パートをつなげていた。
リハーサルは、第3楽章と第4楽章だけだったが、佐渡さんの分かりやすい指導の練習風景を見ることができてとても貴重な時間を過ごすことができた。
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