関フィルの演奏会は今回で2度目。前回も合唱曲(ブルックナー・ミサ曲第3番)を聴いたが、今日もミサ曲。関フィルの薄い響きがどのように変わっているかに注目。
残念ながら、響きの薄さは2年前とほとんど変わっていなかった。その割には合唱の人数が非常に多い。アマチュアの合唱団の場合はこうなるんだけど。。。でも合唱がパワフルというのも聴き応えはある。ただ、気になったのは「グローリア」を輝かしく歌うというよりは、声を張り上げて歌うといった感じであったため、雰囲気的にはレクイエムの「怒りの日」的な印象を受けてしまった(笑)。一人だけフライングして歌い出すところなんかもあり、アマチュアならではのほほえましいところもあった。
ソリストの方は特徴がないと言ってしまえばそれまでだが、中でもアルトの出来が非常に良くなかった。調子が悪かったのか常にピッチがずれていた。ソプラノは線が細いが控えめに歌うところがちょっと好印象かな。テナーは安定感があったが、やっぱり控えめ。バスは・・・よく聞こえなかった。
オケは相変わらず。何しろ弦の薄いこと。木管は少し上達したが、おとなしすぎる。もっと失敗をおそれず、元気いっぱいにしてもらいたいものだ。
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