ひさびさ1日2公演の強行スケジュール。今日は17時からのチェコ国立ブルノ歌劇場オペラだけの予定だったのだが、またしてもチケットを入手したので強行スケジュールが完成した。しかし、ピアノリサイタルは大阪のザ・シンフォニーホールで14時開演。オペラは兵庫県立芸術文化センターで17時開演。つまり、16時には会場を出ないと次に間に合わないのだ。タイムリミット16時という制限の中、ピアノリサイタルは始まった。
やはり、清水さんのピアノは何度聞いても力強い。大ホールであってもホールが狭いのではないかとさえ思える。ベートーヴェンにはとても合っているとは思うが、さすがに4曲も聴くとやかまし過ぎて疲れた。清水さんのせいではなく、曲のせいもあるのだろうけど。。。中でも良かったのは「ワルトシュタイン」。超快速で爽快な演奏だった。「月光」第1楽章はやかましい曲の中で落ち着くことのできる数少ないオアシスでした。「熱情」も「ワルトシュタイン」同様に痛快だったのだか、一昨年聴いたファジル・サイや、昨年聴いた梯剛之さんの演奏に比べると表情の薄さを感じざるを得なかった。でも、どの曲も聴き応えたっぷり。スペシャル定食大盛りのプログラムは体力要りますね(聴衆も演奏者も)。
ちょうど4曲目が終わったのが15時50分ごろ。アンコールもあったのだろうが、急いで会場を出て、次の会場に急ぐことにした。
しかし、いくら3連休の最終日といっても、ガラガラの会場には驚いた。清水和音さんで4大ソナタが聴けるというだけで、もっと入ると思ったんだけど。うーん、シンフォニーホールも興行主はもっと考えんといかんぞ!
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