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コンサート名・公演名

1999年5月16日 及川浩治「ショパンの旅」
(ザ・シンフォニーホール)

演奏曲目および評価

ショパン
  ノクターン第20番
  ピアノ協奏曲第2番・第2楽章より
  マズルカ Op.6-3
  ノクターン第2番 Op.9-2
  練習曲「革命」Op.10-12
  練習曲「別れの曲」Op.10-3
  ワルツ「華麗なる大円舞曲」Op.18
  幻想即興曲 Op.66
  バラード第1番 Op.23
  練習曲「牧童」Op.25-1
  前奏曲「雨だれ」Op.28-15
  ワルツ「子犬」Op.64-1
  ポロネーズ第6番「英雄」Op.53
  舟歌 Op.60
  マズルカ Op.68-4
  ピアノ・ソナタ第2番より第3楽章「葬送行進曲」
  子守歌 Op.57

演奏者(指揮者・ソリスト)

ピアノ: 及川 浩治

感想・短評

久々のピアノリサイタル。記憶が確かなら、8年前に行ったケヴィン・ケナー以来ではないだろうか。

今回の趣旨はショパン没後100年ということでショパンの人生を振り返りつつ演奏をするというかなりストーリー性を持った演奏会。及川氏がショパンの書簡などを引用しつつ、曲の背景を解説し、演奏を始めるといったスタイル。ショパンの曲はいろいろ聴いたことはあるが、ほとんど詳しいことを知らないために、初心者である私には非常に参考になり、楽しい演奏会であった。演奏の方も立派だった。一音一音が明確で、男性的な力強いショパン。ストロークが強くて非常に深いために、ダイナミックであり聴き応えがあった。中でも特に良かったのは、当人も一番好きだという「バラード第1番」。ロマンチシズムに、そして激しいまでに・・・興味深く聴けた演奏会だった。

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