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2013年9月19日 大阪フィルハーモニー交響楽団
第471回定期演奏会(ザ・シンフォニーホール)

演奏曲目および評価

メシアン/トゥランガリラ交響曲

演奏者(指揮者・ソリスト)

ピアノ:児玉桃
オンドマルトノ:原田節
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
指揮:井上道義

感想・短評

久々に聴く「トゥランガリラ」。以前聴いたのも道義さんの指揮(京響)だったので、余程お気に入りの曲なのだろう。メシアンの曲で一般受けするのはこの曲くらいだろうからなぁ。とはいえ、今日の客席の空き具合には驚いた。半分入っていただろうか?この曲でこの程度しか入らないとなると、大フィルも相当苦しい状況なのだろう。いろんな意味で心配してしまいます。

そんな心配は関係なく、今日の演奏は良かったと思います。大フィルは現代曲をやると生き生きとしている気がする。底力が強いだけに表面的な響きにとどまらないのが大フィルの良いところ。特に冒頭第1楽章と第2楽章は出来栄えが良かった。道義さんも久しぶりにタコ踊りのようなクネクネの指揮姿でした(笑)。残念なのは一番有名な第5楽章のアンサンブルが乱れてはっきりしない演奏だったところか。崩壊寸前でもあり、スリリングで面白いという考えもあるかもしれませんが。。。オンドマルトノは第一人者の原田さんだったので心配は全くなかったですが、座席の位置のせいもあり、あまり音が聞こえなかったのも残念な点か。

昔聴いた京響の演奏よりも力演だと思うが、今度は別のメシアンの大曲にでも挑戦してもらいたい。今回のように客受けは良くないと思うが。。。

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