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2009年12月4日 サンクトペテルブルグ祝祭管弦楽団
ドラマティック三大協奏曲(八尾プリズムホール)

演奏曲目および評価

メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64
モーツァルト/フルート協奏曲第1番ト長調 K.313
チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 op.23

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演奏者(指揮者・ソリスト)

ヴァイオリン:中村アヤサ
フルート:yumi
ピアノ:今川裕代
管弦楽:サンクトペテルブルグ祝祭管弦楽団
指揮:アンドレイ・アニハーノフ

感想・短評

八尾でコンサート・・・。ちょっと面倒だと思いながらも、チケットが当たったので足を運んだ。オーケストラの名前は大げさだが、ロシアのオケは寄せ集めのオケが多いのでかなり眉唾だ。おまけに3人のソリストを登場させており、パンフレットなどを見ていても、なんだかミーハーな気が・・・。会場についてチケットと引き換えしたところ、S席8000円という金額だった。むむむ。高い! ホールは市民会館といったところで、特に音響的に素晴らしいというわけではない。逆に扉の閉まる音がうるさいなどのマイナス面の方が目立った。客の入りもよくなくて、半分も入ってなかったんじゃないかな?

さて、最初はヴァイオリンの中村さん。サントリーの天然水のCMで見たことのある清楚な美少女だ。見た目は文句はないが、ヴァイオリン演奏は先走り過ぎ。レベル的にも、ちょっとうまい高校生といったところか。オケとの息もあまり合っていなくて解離しているくらいだった。2曲目はクラシックの演奏家にしては珍しく芸名?のyumiさん。えなりかずきと付き合っていたというちょっと話題な人だ。しかし、演奏の方は・・・「これは発表会かいな」って感じ。お人形さんのようなピンクのドレスに身を包み、演奏中もやたらと笑顔を作りすぎていた。下手というわけではないが、モーツァルトらしさもないし、特に印象はない。「フルートはミーハーな楽器」という概念がついてしまいそうな感じだった。

最後の今川さんは確かなものだったので救われた。前半2名が中途半端だったこともあるが、今川さんの安定感は抜群で過不足なくチャイコフスキーを演奏しきったと思います。最初はまあまあオケもウマイと思っていたが、よくよく聴いていると至って普通。それどころか、チャイコフスキーでは管楽器の醜さが一気に露呈した。なんちゅうオケや。。。ピアノが良かったからいいものの、これで8000円はないやろーって思った。

やはりロシアの聞きなれない名称のオケは怪しいということが分かった。日本で儲けようというのは分かるが、そろそろみんな気づいてますよ。

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