ベルリン・フィルとの共演の衝撃から2年。今度は単独で聴くことができた。スウェーデン放送合唱団は全員の粒がそろっていて声が見事に融合している。決して突出するパートがなく、シルクのようななめらかさがある。
ブラームスでは冒頭の縦にきっちり揃ったハーモニーに鳥肌が立った。何よりppの美しいこと。バッハの「主に・・・」では素晴らしい厚みで圧倒された。スウェーデンの作曲家による曲はなんと心地良かったことか。最後のプーランクは私にはちょっと難しかった・・・
アンコール「さくらさくら」とスウェーデン民謡「輪になって歩く乙女達」は実力を存分に発揮してくれた。
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