急に安くチケットを手に入れたにも関わらず、なんと最前列でヴァイオリンのほぼ正面という願ってもないポジションだった。竹澤さんと江口さんでブラームスが聴けるというだけでもビッグな演奏会なのに贅沢な体験となった。
もう何と言っていいか、ただでさえ力量のあるヴァイオリニストなのに間近で奏でているために、あまりの超迫力で圧倒された。開いた口が塞がらないとはまさにこういうことを言うのだろう。どんな感想を書いても安っぽくなるので長くは語らないが、第2番の冒頭など、底の見えない深さにはかなり驚かされた。特に私は第2番と第3番がお気に入りなのだ。第3番の後半はもう激しい炎に包まれて泣きそうなほどだった。そんな激しい演奏の後でも涼しい顔をしている竹澤さんと江口さん。なんで〜?!
ブラームス ハンガリー舞曲第1番
フォーレ 夢の後に
ハンガリー舞曲では、あまりの迫力にヴァイオリンに食われてしまうかと思いました。楽器にスピーカーでも付いてるんじゃないかと思うほどの強大な音量は凄まじい破壊力でした。
4月に来日するアンネ・ゾフィー・ムターもブラームスを持ってくるために、その予習と思っていたが、行かなくていいんじゃないかというほど圧巻のリサイタルでした。
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