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2007年8月30日 びわ湖ホール エラールピアノ・ロビーコンサート
Vol.1 Special Concert(滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール メインロビー)

演奏曲目および評価

シューマン/「子どもの情景」より
  “見知らぬ国々”“重大な出来事”“トロイメライ”*1
ヴェルディ/歌劇「椿姫」より“プロヴァンスの海と陸”*1*2
ヴェルディ/歌劇「リゴレット」より“女心の歌”*1*3
グノー/歌劇「ロミオとジュリエット」より“私は生きたいの”*1*4

演奏者(指揮者・ソリスト)

ピアノ:沼尻竜典 *1
バス:西田昭広 *2
テノール:二塚直紀 *3
ソプラノ:栗原未和 *4

感想・短評

今年、びわ湖ホールの芸術監督に就任した沼尻さん。演奏会がないときでも気軽にホールに来て欲しいということでロビーにピアノが設置された。ただのピアノではない。フランスのエラール社製による古楽器であり、京都の森田ピアノ工房が修復したものを特別に借りたとのこと。古楽器とはいえども、現代楽器とかぶる年代のものなので、その特長を聴くには面白いイベントだ。

平日の昼間なので、人も少ないだろうと10分前に会場に足を運んだのだが、なになに、スゴイ人でした。“無料”ということもあろうが、夏休み中の子どもも多く来ており、500人くらいは集まった感じ。さっそく始めは、沼尻さんの独奏でシューマンを3曲。指揮者といえどピアノもかなりうまい。エラールのピアノは全く派手さがなく、室内楽向きの落ち着いた音色。良く響くロビーには特に合っていた。そのあと、びわ湖ホール声楽アンサンブルのメンバー3人が代わる代わるに熱唱。オペラファンも詰めかけていたせいか、なかなかの盛り上がりでした。

アンコールは「見上げてごらん夜の星を」をピアノ独奏で。そのあと、びわ湖ホール声楽アンサンブルの3名と、滋賀県知事の嘉田さんも参加して「赤とんぼ」を観客とともに熱唱。無料のコンサートといえども、30分強の密度の濃い楽しいイベントでした。

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