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2006年2月24日 大阪センチュリー交響楽団
第108回定期演奏会(ザ・シンフォニーホール)

演奏曲目および評価

ハイドン  ホルン協奏曲第1番*
シューマン  4本のホルンとオーケストラのためのコンチェルトシュテュック
モーツァルト  レクイエム K.626



演奏者(指揮者・ソリスト)

ホルン: ラデク・バボラク*、ドンナ・ドルソン、向井 和久、望月 正樹
ソプラノ: 日紫 喜恵美
アルト: 福原 寿美枝
テノール: 西垣 俊朗
バリトン: 藤村 匡人
合唱: 大阪センチュリー合唱団
指揮: 小泉 和裕

感想・短評

今日は大好きなモツレク目当てで聴きに行ったのだが、前半にプログラムされていたバボラクのホルンに、完全に打ちのめされてしまった格好になった。1曲目のハイドンはセンチュリーの持ち味を存分に出してたと思う。バロックや小規模の曲になるとセンチュリーは活きがいい。バボラクはベルリン・フィルの首席ホルン奏者で、いうまでもなくムチャクチャ上手い。それが分かっていながらも、耳を疑ったほど。。。ホルンは弦楽器だったのか?と思うほどに弦楽合奏にとけ込んでいた。特に第2楽章の美しさは格別で、夢の世界そのものだった。参りました。

2曲目もバボラクが大活躍のシューマン。この曲は難曲として知られているが、それを全く感じさせない。しかし、ほとんどバボラクの旋律しか聴き取れなかった。他の3人とは明らかに別次元なのである。オーケストラも丁寧で美しく演奏していたのだが、スケール感に乏しく、平坦な表情しか感じることができなかったのが残念なところ。いや〜、バボラクやっぱりスゴイです。

前半で満足してしまったが、メインはあくまでも後半。モーツァルト没後200年の際に歌ったことがまたしても絶えず頭から離れず、終始心の中で口ずさみながら聴いた。合唱は安定感があり、かなり練習を積んできたなという感じがした。上手かったです。プロじゃないので仕方ないが、音の強弱に乏しく、全体として全てフォルテで歌っているような印象。レクイエムとかは弱音が決めてでもあるのでもっともっと抑えて欲しかった。小泉さんの指揮が若干速めだったのも影響していると思う。ソリストは特に難もなく、まずまずでした。しかし、モツレクを聴くと歌いたくなります。。。

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