今日から梅雨入りの関西。雨でも客席はよく埋まっていた。ソリストにウィーン・フィルのコンマスのシュトイデが登場するのが理由だと思うが、日本センチュリーとしての2回目でこれだけ客席が埋まるのは喜ばしいことだ。
そのシュトイデによるモーツァルト。超快速の速すぎるテンポで突き進んだ。シュトイデの清々しい音色もあって実に爽快なモーツァルトだった。カデンツァも易々と弾いてしまうのを聴いていると、ウィーン・フィルはやっぱりすごいオケなんだなとつくづく当たり前のことを思った。ちょうど1年前にウィーン・フィルを聴きにウィーンに行ったことを懐かしく思い出しながら、しみじみ聴いてました(笑)。アンコールはバッハ。これも文句ないでしょ?
J.S.バッハ/ヴァイオリン・ソナタ ニ短調より「アンダンテ」
後半はマーラー。4番は比較的演奏機会がない曲なので貴重な演奏会だ。沼尻さんの指揮は極オーソドックスなこともあり、安心して聴ける演奏だった。特に特徴がないということもいえるが、この曲に奇抜なことを望んでも仕方がない。いつもは眠くなるこの曲を最後まで眠らずに聴けたのは良い演奏だった証かな?
2011年コンサートカレンダーにもどる
|