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2011年12月8日 日本センチュリー交響楽団
第167回定期演奏会(ザ・シンフォニーホール)

演奏曲目および評価

プーランク/2台のピアノと管弦楽のための協奏曲 ニ短調
バンテュス/シネマ・ラプソディー(2台のピアノのための協奏曲)※世界初演
ショスタコーヴィチ/交響曲第6番 ロ短調 作品54



演奏者(指揮者・ソリスト)

ピアノ:児玉麻里/児玉桃
管弦楽:日本センチュリー交響楽団
指揮:沼尻竜典

感想・短評

今日のセンチュリーでは、私が学生の時に聞き込んだ当時のお気に入り曲がプログラムに並ぶ。当時はこういう曲をやってくれるオケがなかったが、気軽に聞ける今は良い時代になったものだ。

最初はプーランク。センチュリーの機能的な性格には良く合っていたと思う。児玉姉妹のピアノは最良とは言えなかったが、プーランクらしさは伝わってきた。もう少しユーモアも欲しかったし、流れる感じも欲しかったのは否めないが。オケはさすがにキレのある演奏で歯切れの良いプーランク像を描いていた。まぁ、この曲が生で聴けることの方が意義が大きいですね。

後半のショスタコーヴィチは沼尻さんの好きそうな曲です。この曲は大好きで学生のころは毎日のように聴いていたのですが、本当に久しぶりに聴いた感じ。ただ、昔覚えた斬新さは影をひそめ、ごく普通にショスタコーヴィチ音楽として耳に入ってきた。そういう意味ではちょっと面白みに欠ける感じだった。終楽章こそはドンチャン騒ぎの面白さが味わえましたけどね。聴き手側が気分に載らなかっただけかな?

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