ラヴェル
イベール
フォーレ
ラヴェル |
ラ・ヴァルス
フルート協奏曲
組曲「ペリアスとメリザンド」
ボレロ |
△
○
◎
▲
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【短評】 1曲目はラ・ヴァルス。しかし、昨年のアバド・BPOの圧倒的名演に足下にも及ばない。振幅を大きくとった音楽造りであったが、リズム感が悪く、フォルテはうるさく聴こえる。
こりゃ、ボレロは「ボロボロ」か?と思ったが、こちらはそうでもなかった。大フィルの個人技の低さは相変わらずだが、勢いが良かった。金管が登場するころには、大絶叫。観衆の受けは良かった。がちょとやりすぎのようにも思える。
この日、最高の演奏はフォーレ。極めて優しく、弱音を大切に扱かった演奏は心地よかった。
イベールの工藤も見事。深く切れの良い音色が印象的だった。一方、伴奏の方は平凡。この日は20:30に終わる短いプロだった。
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