PACオケによるベートーヴェン・チクルスの2日目。今日は第4〜6番と、このシリーズの中でも最もボリューム満点のプログラムだ。当然?ながら、客席も空席がみつからないほど満席だった。
第4番は素直な明るさがあり、ベートーヴェンの曲の中で私は好きな曲の1つだ。後半は生き生きとして良かったが、前半はなんだかモヤモヤとした感じがして快活がもう一歩足りない。どちらかといえばホールの影響が大きいかと思うけど。。。全体的に小じんまりとした演奏でしたが、まずまずの内容だったかな?
第5番「運命」は一転して気合い入りまくりの熱演が繰り広げられた。なにせ、冒頭が「ジャジャジャジャジャーン」となったくらいですから(笑)。しかし、PACは第5番が得意なのだろうか? 一昨年の第1回定期演奏会でも良い演奏を聴かせてくれたが、かなり演奏し慣れている感じに思えた。第2楽章が個人的には気に入った。第4番よりも編成が大きかったとは言えど、あまりに勢いが違いすぎました。
第6番「田園」は曲自体があんまり好みではないが、デフォルメすることなくごく自然な演奏だったと思う。ということは、非常に「眠い」演奏だったと言い換えられる。特に第2楽章は究極的な睡魔が会場を襲う。確かに気持よく寝られるほど上手い演奏でした。夢見心地で聴いていたので詳細は語れません(笑)。
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