関西を中心としたクラシックコンサート報告サイト「大音楽惑星」
Home Concert Report コンサートのススメ CD Review リンク集 kotarinette
 大音楽惑星 ホーム > コンサート報告 > 2013年 > 兵庫芸術文化センター管弦楽団 第60回定期演奏会
クラシック・コンサート報告 コンサート報告
■年度別

■コンサートランキング
MANAITA.com
コンサート名・公演名

2013年4月6日 兵庫芸術文化センター管弦楽団
第60回定期演奏会(兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール)

演奏曲目および評価

オルフ/カルミナ・ブラーナ

演奏者(指揮者・ソリスト)

ソプラノ:田村麻子
テノール:彌勒忠史
バリトン:キュウ・ウォン・ハン
朗読:横田栄司
合唱:神戸市混声合唱団、オープニング記念第9合唱団
児童合唱:宝塚少年少女合唱団
管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団
指揮:佐渡裕

感想・短評

PACの定期も60回を迎えた。しかし相変わらず会場が満席状態なのは驚くばかりだ。節目にふさわしく?規模の大きな人気曲がプログラミングされた。「これ1曲だけ?」と思ってしますが、今日のプログラムでは、曲の前に朗読のコーナーが設けられていた。これが当たりだった!カルミナ・ブラーナは宗教曲ではなく、世俗的な歌で構成されているのだが、対訳を見てもあまりピンとこない場合が多い。それを補って余りある演出がこの「朗読」だったのだ。演じるのは舞台俳優の横田さん。初っ端から歌舞伎張りの勢いのある発声で幕を開けた。さすがは舞台俳優、観客をのめり込ませる話術が次々と繰り出される。これほどまでに内容を理解できたことは過去にはなかった。いいね、朗読。声楽曲をする場合はこういう企画を合わせるのも良いかもしれない。

さて、圧倒的な朗読の後なので、演奏もそれを上回る驚きが必要となってくるのだが、今日の佐渡さんは冴えてました。オケの方も今日は世界の名だたるオケから助っ人が参加していたために要所要所がしっかりとハマっていた。いやー、面白い曲だけに本当に面白く聞かせてもらった感じです。白鳥役のテノールも演技付きで面白かったし、スケールの大きな演奏には気持ちよかったです。

2013年コンサートカレンダーにもどる

Copyright