いやいや忙しいスケジュールでした。今日は朝から京都アニメーションのイベント「京アニ&Do CTFK 2013」のためにみやこめっせにいたのですが、ステージイベントが結構長くて、ギリギリでコンサートホールに駆け込むことになりました。アニメのあと間髪入れずにクラシックですか。それもショスタコーヴィチ&シューマン。なかなか切り替えが大変でした(笑)。この組み合わせで挑んだ唯一の人間と言っても良いでしょう。
さて、前半のショスタコーヴィチですが、さすが京響という響きでした。祝典序曲はめったに演奏される曲ではないが、聴きやすいメロディなので皆がオーケストラのうまさを堪能できたのではないだろうか。強いていえば、トランペットがもう少し安定感の欲しいところでした。チェロ協奏曲は一言、ソリストがうますぎる。オーケストラも繊細な表現で好サポートでしたが、耳はチェロに釘付けでした。誰だか知らずに演奏会に臨んだのだが、ミラノ・スカラ座管弦楽団の首席奏者であり、ロストロポーヴィチ国際チェロ・コンクールで優勝しているという無類の強者でした。。。何しろその歌い口が素晴らしい。圧倒的なパワーや個性を感じるという訳ではないものの、実に自然に楽器が歌っている感じは相当な実力でないとできないと思う。実はこの曲は聴いたことがなかったのだが、演奏の妙で大いに楽しめた。
後半はシューマン2番。何とも地味なプログラムですなー。ソリストから解放されてか?広上さんは実にのびのびと指揮していたように思います。壮大なシンフォニーとまではいかないものの、小さくまとまらない演奏で、時折「おっ」と思わせるアクセントもあって良い演奏でした。こう聴くとブラームスと通ずるところが多いですねぇ。
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