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2001年2月9日 大阪フィルハーモニー交響楽団
第345回定期演奏会(フェスティバルホール)

演奏曲目および評価

ブルックナー  交響曲第8番(ハース版)

演奏者(指揮者・ソリスト)

指揮: 朝比奈 隆

感想・短評

1月に続いてブルックナー。今回は朝比奈のブルックナーと言うことでいくらか期待ができる。予想通りにホール内はほぼ満員状態。相変わらず朝比奈人気の高さが伺えた。

さて肝心の演奏の方であるが。。。はっきり言ってダメでした。良くない原因を3つ。金管陣の不安定な音程とミス。管楽器と弦楽器の連携のなさ。ホールの悪さ。金管のことは今更言うまでもないのであるが、特に今日はひどかった。もっともよろしくなかったのはブルックナーで最も重要なホルン(ワグナーチューバ)。まずまともな音が出ない。そのため、ブルックナー独特の和音が聞こえてこないのである。また、金管すべてに言えることだが、音尾の扱い方の荒さはどうにかして欲しい。そういうこともあり弦楽器との連携も取れなくなる。うまくいっていたのは、第3楽章と第4楽章の冒頭。しかしフィナーレは何の曲か分からないくらいイメージとは大きくかけ離れていた。

ホールの悪さはどうしょうもないが、早く近くの大阪国際会議場にでも本拠地を移して欲しい。しかし、先月の京響のブルックナー4番と比べると天と地の差であった。

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