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2006年2月23日 大阪フィルハーモニー交響楽団
かんでんクラシック・スペシャル オペラへの誘い2006(フェスティバルホール)

演奏曲目および評価

ビゼー  歌劇「カルメン」より抜粋

演奏者(指揮者・ソリスト)

カルメン: 福島 紀子
ドン・ホセ: 松本 薫平
ミカエラ: 福永 修子
エスカミーリョ: 片桐 直樹
フラスキータ: 中川 和美
メルセデス: 江藤 美保
スニガ: 花月 真
ダンカイロ: 萩原 次己
レメンダード: 林 寿宣
合唱: 関西ニ期会
舞踊: 東仲一矩フラメンコ舞踊団
指揮:現田 茂夫
管弦楽: 大阪フィルハーモニー交響楽団

感想・短評

毎年やっているイベントだとは知らなかった。さすがにタダのコンサートとなるとお客さんも多い(笑)。おまけにコンサート自体来ることがない人も多いのだろう。客席でお茶を飲んだりする人もチラホラ。それは仕方ないとして、今回度肝を抜かれたのは、演奏中に携帯で電話しているやつ! あまりの衝撃に耳を疑いましたが。。。

そんなマナーの悪さはとりあえず置いといたとしても、フェスティバルホールの音響の悪さを改めて実感した。2階席だったからもあるのか? あまりにもデッドで響かないのだ。おまけに、「第1幕への前奏曲」は明らかに手を抜いている演奏。なおさら貧弱さを感じざるを得ない。舞台上でも前奏曲に続く演技がしっくり来ない。まだノリ切っていないとはいえ、真実味がない演出・歌にこの先どうなってしまうのか心配したほどだ。そんな状況が第1幕最後まで続く。。。

第2幕に入ってようやく歌手・オケともに調子が出てきた。特に目立ったのは、ドン・ホセ役の松本さんと、ミカエラ役の福永さん。ほぼ期待通りといってもいいと思う。安定した歌唱力には真実味がありました。主役のカルメン役の福島さんももちろん良かったが、所々で不安定な面があったので惜しいところ。前編を通して最高の聴かせどころはドン・ホセによる「花の歌『お前の投げたこの花は』」。ここだけでブラボーです。

抜粋(とは言え演奏時間は2時間ありましたが)なので、ストーリーにも唐突な部分はありましたが、後半になるにつれて白熱する歌手、オケには大いに見応えがありました。来年もチケット当てようっと。

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