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2012年12月11日 大阪フィルハーモニー交響楽団
第464回定期演奏会(ザ・シンフォニーホール)

演奏曲目および評価

バルトーク/バレエ音楽「中国の不思議な役人」 作品19
チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
ボロディン/交響曲第2番 ロ短調 作品5

演奏者(指揮者・ソリスト)

指揮:ヤクブ・フルシャ
ヴァイオリン:クリストフ・バラーティ

感想・短評


眠い。実に眠い。そんな中のコンサートは実につらい。オマケに今日のコンサートのことはすっかり忘れていて、2日前に気づいたので予習もちゃんとできていない状態。前半2曲は予習の予習の必要はないとして、後半は最近聴いてない曲なのですっかり忘れているし。指揮は私の好きなフルシャ。過去の大フィルでも素晴らしい演奏を聴かせてくれているので今日も期待できるはず。

バルトークはあんまり納得できなかった。全体的にゆっくりとテンポを刻むため、シャープさもなく、スピード感が感じられなかった。それ以上におとなしいオケはもの足らなかった。複雑に絡み合い、超絶的な技も要求される曲なので仕方ないのかな?昨年のサイトウ・キネンでは良い演奏を聴いただけに満足とはいかなかった。

2曲目は超有名曲だし、今日の実質的なメイン曲だろうが眠さはピークを迎えていた。素晴らしい演奏でしたよ。眠くさえなければ。ヴァイオリンのバラーティも楽々と難曲をこなすほどの実力を披露してくれた。眠くさえなければなー。最終楽章くらいしか覚えてないです(汗)。ただ、アンコールはすごかったです。

 J.S.バッハ/無伴奏パルティータ第2番より「サラバンド」
 イザイ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番より「プレリュード」

後半のボロディンはフルシャの実力を全開に感じることができた名演だったと言っても過言ではないのではないだろうか?決して人気のある名曲とは言えないが、渋さと聴きやすさは万人に受ける曲だ。フルシャのダイナミックな指揮姿と音楽が見事にマッチしていて実にスカッとする演奏でした。

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