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2013年12月14日 KEIBUN第九2013
(滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール 大ホール)

演奏曲目および評価

シベリウス/交響詩「フィンランディア」(合唱付)
ベートーヴェン/交響曲第9番二短調「合唱付」作品125

演奏者(指揮者・ソリスト)

ソプラノ:日紫喜恵美
アルト:八木寿子
テノール:山本康寛
バリトン:大谷圭介
合唱:KEIBUN第九合唱団
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
指揮:山下一史

感想・短評

こちらも恒例になってきたびわ湖ホールでの第九です。今年は山下さんの指揮ということなので、ものすごい期待があるわけではないのですが、無難にまとめてくるだろうなと思いつつ演奏会に向かった。今回の演奏会のユニークなのはシベリウスとのカップリング。それだけでも珍しいのだが、さらに合唱付きのフィンランディアという変化球。さすがに多くのCDを持っているとはいっても合唱付きは持ってないわー。大フィルもなかなかの熱演で期待以上の出来でした。

メインは言うまでもなく第九。いつも元気な山下さんですが、今日も元気でした(笑)。いいねぇ、こういう若々しい第九って。大フィルもいつも慣れている指揮者ということもあり、とても波長が合っていて素晴らしかったと思います。オーケストラは存分に楽しめました。しかし、ソリストの方が問題ありでした。ソプラノとバリトンの音程の狂いっぷりと言ったら。。。そんなこともあり、大人数の合唱のパワーでうまく埋め合わせが行われたといった感じか(笑)。相変わらず年齢層の高い大合唱団ですが、長く続けている人が多いこともあり安定はしています。半分くらいの人数だったらもっといいのですが。そんな大合唱なこともあり、ますます燃え上がる山下さんは最後も激しく終わりました。これぞ第九というエキサイティングな指揮だった。

来年はついにあの指揮者が指揮台に上がるというらしい。期待半分、心配半分。来年はある意味注目に値するかもしれませんね。

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