1994年当時はまだMacはかなり高価な代物だった。そのころの機種としてはCentrisやQuadraなどの高級機種とようやく低価格機としてColor
Classic IIやLC475が出てきた頃だった。Color Classic IIは大学生協で売られていたため、何となく聞いたことがある機種名だったので一番心ひかれた。
ただし、Macを選ぶには大きな問題があった。周りの人間が誰も持っていなかったことだ。さすがに第1次パソコンブーム期に慣れ親しんだとはいえ、進化したマシンを前に、誰のサポートもなく高額なものを購入するには危険が多い。そのため、しばらくはMacを横目に98の選定に入っていた。
そんな中、堂々と登場したのがLC520。さらにLC575があとに続いた。この一体型で独特のデザイン。好き嫌いはかなり分かれる機種であろうが、私は「一目惚れ」してしまったのだ。さらには当時としては考えられないくらいの低価格でのハイスペック。これ以上コストパフォーマンスが高いものはないと雑誌上でもかなり賑わしていた。こうなるともう止められない。多くのPCショップを調べ上げ、当時では最も安いと思われた広島市内のPCショップに駆け込んだのであった。
Macintoshへの道(繁栄期編)へ
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